2015年 02月 10日
信長による家康接待料理 |
日本史の中で、料理のことで一番のイベントと言われたら
やっぱり本能寺の変の直前の
信長による、家康供応料理なのではないでしょうか?
食いしん坊のわたしですが、
このイベントのことを司馬遼太郎さんの小説で読んで
いまにも、よだれが落ちてきそうで(笑)
死ぬまでにいっぺんで良いから、こういう料理を食べてみたいと
何度、妄想してきたか、わかりません(笑)。
そんな欲求、妄想にほんの少し、
リアリティを持てたのが、「信長の館」での展示でした。
この信長による家康供応は、安土でのこと。
前年に武田家が織田・徳川・北条の3カ国連合によって殲滅され、
それに信長も出陣しての帰途、富士山見物をしたいと
家康の駿河・遠江・三河の領土を
物見遊山しながら旅したことへの返礼だったと言われます。
織田ー徳川の連合は、信長が一地方権力者から
「天下静謐」を担う、天下人になることによって、
家康がその「臣下」になっていく直前段階だったのだろうと思います。
ひとを完全に道具と見なして、その能力発揮を
極限まで追求してきた信長と同盟関係を維持してくることは、
家康にとって、なまやさしいことではなかっただろうと思うのですが、
そういう部分を信長も、家康の態度に見続けていたのだろうと思います。
展示されていたメニューは、それこそ山ほどどっさりだったのですが、
その一部を写真に納めてみた次第であります。
それにしても、全部チョーうまそうであります(笑)。
by replankeigo
| 2015-02-10 07:18