2013年 01月 17日
8cmの大雪の東京 |
きのうから東京に来ております。
仕事の打合せで会うひとみんな開口一番、「いやはや、参りました・・・」。
こっちが北海道から来ているので、安心しきってか、
頼り切ってなのか、みなさん、愚痴をこぼされます。おかしい。
わたしも8年ほど東京生活していたので、
たまにやってくる降雪に、いかに首都圏が泣き所を露呈するかはわかっていますが、
しかしまぁ、にしても積雪は8cmなわけで・・・(笑)。
北海道から来ると大騒ぎが微笑ましくもあり、
なんとも気の毒でもあり、もろもろいっぱいであります。
札幌の市街のように、あらかじめ道路幅にゆとりがあって、
雪の滞留保管場所として確保されている状況とは違って
そういった場所が考えられていない。
まぁ、地価が高いのでやむを得ないのは理解出来るのですが、
各建物が、自分の出入り口の確保、雪の排除を最優先するので
みんな雪を路上に押しつけることになる。
その結果、路面が凍上してしまって、クルマの交通はまったく不能になる。
雪は、都市にその準備を強いるのですが、
東京ではまぁ、どうしようもないですね。
ひたすら太陽さんによる融雪を待ち、堪え忍ぶしかない。
で、都心ビルのオフィスのみなさんばかりですが、
ちょうど降雪・寒波が3連休最終日だったので、
休み開けて出社してのビルの寒さには、閉口していたようでした。
暖房を目一杯に働かせても、「蓄冷」したコンクリート駆体は
容易にはぬくもってくれない。
窓というか、ガラスの壁面からは猛烈に熱が奪われていく。
おとといはそんな状況だったようですね。
仕事しながら風邪を引いてしまうひとが多発するのでは、ということ。
東京のオフィス街は、ガラスと鉄骨とコンクリートで
おおむね構成されているけれど、
そのどれもが、熱的に弱い性質を持っている。
まさに断熱の考えが足りない、という現実を正直に表しているのです。
一応、高いコストの化石燃料による発電が余力を持って
供給されているようで、停電騒ぎまでは至らなかったようですが、
エネルギー危機と断熱強化の関係は、もっとも緊喫な仮題なのではないかと。
ヒステリーばかりを言っても仕方ないので、
地道に断熱強化に社会全体が取り組んでいくしか、道はないと思います。
ただまぁ、喉元過ぎれば・・・でしょうね(笑)。
by replankeigo
| 2013-01-17 07:01